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2019年12月27日 (金)

名駅躍進 支える動脈、JRセントラルタワーズ

FineCity(ファインシティ)から西約1000mの名古屋駅のJRセントラルタワーズがあります。
そのビルなどが、少し前の中日新聞に載っていました。

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 悲鳴を上げ逃げる人々。
空を飛ぶ怪獣キングギドラが、通り抜けざまにツインタワーに衝突する。
平成10(1998)年に公開された東宝の特撮映画「モスラ3」。
JR東海が開発した名古屋駅ビル・JRセントラルタワーズが全面開業の2年前、粉々に破壊された瞬間だ。
 名古屋城、東京タワーなど知名度が高い建物を壊してきた東宝の特撮映画。
映画製作に関わったTOHOマーケティング中部営業所(名古屋市)の大野浩(61)は「完成前に破壊するのは聞いたことがない」と苦笑い。
でも「名古屋を象徴するランドマークになるとの確信があった」から、前例を破る演出に踏み切った。

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 高さ245mのツインタワーに百貨店のジェイアール名古屋高島屋がオープンすると、人の流れが変わった。
周辺ではトヨタ自動車が入るミッドランドスクエア、JRゲートタワーなどの高層ビルが相次いで完成。
昨年、名駅地区の百貨店売上高が名古屋・栄地区を抜いた。
 昭和12(1937)年からの駅舎を使い「暗い」といわれた旧名古屋駅のたたずまいも、今は昔。
「わずか20年弱でミニ・マンハッタンができるとは」。
名古屋市内で不動産業を営み、東京と頻繁に行き来する佐藤昭彦(63)は、変貌ぶりに驚くばかりだ。

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 名駅地区の隊進は、JR東海の新幹線事業の成長が支える。
新幹線の黒字で赤字路線を穴埋めしていた旧国鉄時代。
昭和62年の民営化当時を振り返り「新幹線に投資して磨き上げていこう、というのが大きな経営判断だった」と社長の金子慎(63)。
平成4年、時速270kmの「のぞみ」導入が転機となる。
 デビュー当博、車両の速度差が大きかった影響などで、のぞみが名古屋駅を通過する「名古屋飛ばし」が地元で批判されたが、高速化で問題を解決した。
「統一された速度の方がパズルを組みやすい」とダイヤ編成を担う輸送課長の篠山直人(48)。
今や、のぞみの1時間当たりの最大本数は上下線それぞれ10本だ。
 巧みなCM戦略でビジネス以外の乗客も開拓した。
バブル経済の絶頂期、新幹線の発車前に別れを惜しむ遠距離恋愛の恋人たちを描いた「シンデレラ・エクスプレス」は社会現象に。
平成5年に始めた「そうだ京都、行こう。」は今も級き、長引く景気低迷に疲れた日本人を古都への旅にいざなってきた。
平成29年度の新幹線乗客数は1億7000万人で、民営化直後の1.6倍にまで膨らんだ。
 安定した新幹線事業を追い風に、JR東海はリニア中央新幹線を単独事業として着工。
8年後に開通する東京-名古屋は40分、全線がつながると棄京-大阪は67分となる。
3大都市圏を1時間圏内でつなぐ大動脈の誕生に、金子は「日本経済の背骨がますます、力強くなる」と期待をかける。
一方、時間短縮で、名古屋が埋没してしまう、との懸念もある。
東京、名古屋間の日帰り出張がより容易になり、東京の企業が名古屋に置く支店の人員削減などに踏み切れば、活況を支える名駅周辺のオフィス需要が低下しかねない。
 名古屋学院大(名古屋市)教授の江口忍((54)は「トヨタ自動車と取引をしたい企業は海外にも多い。こうした海外から名駅への企業誘致が、今後は重要になってくる」とみる。
セントラルタワーズを核に、名古屋の街づくりを一変させた名駅地区。
リニア時代を見据え活力を維持するための転換点を迎えている。

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