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2019年9月 6日 (金)

円頓寺 麺の老舗 再び

FineCity(ファインシティ)から北約880mにある円頓寺商店街の南側に、麺処「浅田屋」があるようです。

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 西区の円頓寺地区で2017年、2代目店主の伊藤徳興さん=当時(76)=が亡くなって約75年の歴史に幕を下ろした麺処「浅田屋」を、家族が6月にリニューアルオープンさせた。
円頓寺商店街では老舗が次々と閉店する中、サラリーマンらのおなかを満たす名店の復活に、常連客たちからは喜びの声が上がっている。

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 「また食べられてめちゃうれしい」。
近くの会社で働く常連の男性(55)は、上機嫌で麺をすする。
同じく常連の男性(60)も「円頓寺商店街はおしゃれな店ばかりになっておじさんは入りにくいが、この店はばっとする」と笑顔だ。
 新店舗は「あさだ屋」と名を改めた。
自宅も兼ねて約75m2あった旧店を改装し、通りに面した場所は例の飲食店に貸したため、建物の横の細い路地を抜けた先が、新店舗だ。
広さはかつての半分以下だが、店内で旧店の品書きの木枠が使われたり、店の前には製麺に使っていた機械を展示したりして、当時の雰囲気を残している。
 徳興さんの妻あさ子さん(74)と次女の多田文子さん(50)の二人で切り盛りするため、メニューは5分の一に減らし、きしめんと中華そばが中心に。
製麺もやめた。
味噌味のビリ辛スープに野菜がたっぷり入った「味噌中華」など、人気メニューは健在だ。
 同店は、1914年に徳興さんの父の九一さん(93年死去)が創業。
戦時中の混乱期も店を続けた。
自家製のうどんやきしめん、そば、丼物を出し、夜は安く酒も提供。
昼夜共に、サラリーマンに愛された。
だが、大黒柱の徳興さんが亡くなったことで、ファンに惜しまれながら17年に店を閉じた。
 店のリニューアルを提案したのは、文子さん。
土地を貸すことも考えたが、再開を求める常連の声や、閉店後、活気にあふれていた母が抜け殻のように元気をなくす姿をみて、自身も子どもの境から親しんだ店を失うのが忍びなくなった。
 商店街では老舗が相次いで閉店する一方、新しい店舗が次々とオープン。
若い店主たちがイベントを企画し、にぎわいを取り戻している。
だが、遠方の客が多く、平日になると人はまばらだ。
 文子さんは「商店街のにぎわいは、そこに住む人や働く人がつくる、もっと日常的なもの」と話す。
だからこそ、毎日のように常連客と顔を合わせ、店内にはたわいもない会話で笑い声がこだまする。
徳興さんが好きだったそんな昔ながらのお店を、母子2人でこれからも残していくつもりだ。

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名古屋市西区那古野1丁目18−5
052-551-1288

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