« 中村区の「まち歩きカード」追加 | トップページ | 謹賀新年 »

2014年12月29日 (月)

笑いと文化が集まる三楽座

FineCity(ファインシティ)から西約2200mに都心の芝居小屋「三楽座」があります。
(中村区則武2丁目14-21、電話番号 052-452-0331)
少し前の中村フリモに記事がありました。
追記)2013年には、ホームニュースに記事が載っていました。

----------------------<引用ここから>--------------------------------

「名古屋にこんなに立派な舞台があるなんて!」
名古屋駅から歩いてすぐのところに、著名な落語家や演歌歌手も賛辞を惜しまない芝居小屋があることを知っていますか。
地城の人からも親しまれる「三楽座」を訪ねました。

Mirakuza1

有名演者も多数出演、昔から愛される芝居小屋
Mirakuza2  芝居小屋「三楽座」があるのは、名古屋駅を出て徒歩数分。
太閤通口から西にまっすぐ伸びている駅西銀座通りの1本裏手に佇んでいます。
ロビーや喫茶コーナーがある1階で履物を脱ぎ、3階まで上がっていくと、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような空間が広がっていました。
 舞台は総ヒノキ張り。
客席は百畳敷の大広間で、見上げると古式ゆかしい桟敷席がコの字型に三方をぐるりと囲っています。
 これまでに「三楽座」の舞台に上がったことがあるのは、故・立川談志や笑福亭釣瓶、三笑亭夢楽といった落語界の大御所、歌手の五代夏子や川中美幸、前川清、コブクロなど。
そうしたゲストの多くが、趣のある芝居小屋をひと目見て、感嘆の声をあげ、賛辞を惜しみませんでした。
 「ここにいると、とても落ち着くんです。だから練習にも発表にも集中することができますね」と、「三楽座」で唄と三味線を学ぶ学園生の皆さん。
「三楽座」はたくさんの人に大切にされ、愛されています。

明治時代の造りを再現、音と素材、すべてに本物を
 「三楽座」が誕生したのは昭和62年12月。
代表者である「藤本邦楽学園」の学園長、藤本秀内さんと管理人の悦子さん夫妻から、完成にいたるまでの話を聞きました。
 「ここは明治初年に建てられた大阪の芝居小屋『呉服座(くれはざ)』を参考にして図面を引いているんです」と秀内さん。
「呉服座」とは、国の重要文化財にも指定されている由緒正しい建造物。
現在は犬山市の博物館明治村に保存されています。
そのような名のある芝居小屋をできるだけ忠実に再現するために、試行錯誤があったといいます。
 「構想から落成までに約3年かかりました。なにしろ、まず大工さんが見つからない。昔のままの造りを生かしたかったのですが、そうした技術も今となっては貴重なんですね。
結局、岐阜の郡上白鳥で小屋造りに憤れている方がいらっしゃって、泊り込みで作業に当たっていただくことになったんです」
 建材の一つひとつにも、随所にこだわりが見られます。
 「郡上白鳥といえば、スギやヒノキの良質な木材が豊富なことで有名ですからね。柱や梁などにほ、そのような木曽ヒノキやスギ、それにマツなどの天然木をふんだんに使用しています」
 多くのこだわりを盛り込んだ分、費用もかさみました。
「それだけの大金をかけて。まぁ。変わり者が作った小屋ですよ」と笑う秀内さん。
しかし、秀内さんも悦子さんも、芝居小屋を作って本当によかった、と声をそろえます。
 「芝居小屋ができる前は、ゲストのスケジュールを押さえるのも、ホールの申し込みや抽選や何やらで、ずいぶん無理がありました。
だったら、いっそのことん自分たちで小屋を作ってしまおうと思ったんです」と悦子さん。
 造りも建材もとことん吟味したおかげで、「音の鳴りが全然違う。おそらく木がいいんでしょうね」とゲストからいわれることも多く、秀山さんは「そんな風にいわれるときが.一番うれしいですね」と目を細めます。

Mirakuza3

幼い頃から、親しんだ音楽、楽しさを地域に伝えたい
 秀内さんは東海市の生まれ」。
女歌舞伎の役者だった母親の影響で、幼いころから古典芸能に親しんできました。
「唄が大好きな子どもでしたからのど自慢大会に出て流行歌を歌ったりしていました。」と話します。
村の仲間と一緒に愛知や三重などへ巡業に回る尾張万歳にも参加。
「特に名古屋が発祥とされる音曲、都々逸を、夢中になって学びました」。
 昭和37年頃、東京で民謡の家元に弟子入り。
その後、名古屋に戻って昭和43年に「藤本邦楽学園」を設立しました。
以後、東海地方を中心に民謡や三味線の講師として幅広い活動を続けています。
 「三楽座」の客席をイスでほなく畳敷きにしたのも、記憶に残っている占きよき芸能を現代に蘇らせたかったから。
「ホールではなく、あくまでも座。みんなで畳に座って、仲良く肩を並べて見るから一体感も強くなる。そういう感じが、またいいんですよね」
 30代のときから講師をはじめた悦子さんは知多半島の出身。
「私の生まれ育った地方は村ごとに1つずつ芝居小屋があるほど、とても芸能が盛んな地域でした。当時は村の人それぞれが役割を持っていて、ある人は太鼓を叩いたり、ある人は歌ったり。みんなで芸事を楽しむのが普通だったんです」
 庶民の芸を見直し、結果的に地域が活性化していけばいい。
「だから、この小屋もいろいろな人に好きに使ってもらいたいと思っているんです」
と悦子さんは話します。
 過去にはハワイアンやカントリー、インド音楽が公演されたことも。
あるいは大相撲名古屋場所で巡業にきた武蔵川部屋が宿舎として使ったり、平成11年には近くの則武小学校(当時。現在はほのか小学校)から児童を招いて、和太鼓の体験学習をしたこともあります。
”弾いて、歌って、踊って、楽しむ”という3つの”楽”が名称の由来になっている「三楽座」。
これからもさまざまな音楽の公演や落語会、唄や三味線の教室などを続けていくことで、中村区から名古屋の地域文化を大いに盛り上げてくれるに違いありません。

「三楽座」
住所:名古屋市中村区則武2-14-21
TEL:052-452-0331

----------------------<引用ここまで>--------------------------------

|

« 中村区の「まち歩きカード」追加 | トップページ | 謹賀新年 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。