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2013年12月13日 (金)

「デパ屋」面影、今も

FineCity(ファインシティ)の前の錦通りを東に約2000mに栄があります。
その一角に名古屋三越栄店があります。
以下は、少し前の中日新聞より。

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130323a  古い観覧車がゆっくり、ゆっくり回る。高さ12m。名古屋・栄にある名古屋三越栄店の屋上。
歴史をかみしめるように、1周3分半で2周だけ回る。しかし赤、緑、黄のゴンドラに人影はない。

 2005年に営業運転は終了。観覧車を管理するオリエンタルビル(名古屋市中区)が昨夏から休日、祝日の正午と午後3時に限って動かし、かつての面影を保っている。
 「懐かしんでほしい。安全面からお客さまは乗せられませんが」。
保守点検をする同社の後藤勝彦さん(43)は言う。後藤さんも幼いころ、観覧車を楽しんだ1人。
「たまに親に連れてきてもらうのがうれしくてね」と目を細めた。

 今の観覧車は「2代目」。初代の誕生はオリエンタル中村百貨店(現・名古屋三越栄店)が開店した1954(昭和29)年にさかのぼる。
3階建ての店舗屋上に呼び物の1つとして登場した。

 オリエンタルビルの記録によると当時、料金は1人10円。休日には家族連れでごった返した。
多い日は2千人が利用し、観覧車だけで2万円を稼ぎ出したという。
56年に7階建ての増築工事が完了し、その際に現在の観覧車が詔置された。
 「百貨店は子どもたちの夢の場所だった」。当時、百貨店の宣伝部に勤務していた森寿さん(85)=名古屋市千種区=は懐かしむ。
高度経済成長期の昭和30年代から40年代。人々が明るさと活力を取り戻しつつあった。

 頂上ではテレビ塔が目の前にぐっと迫り、県庁まで見渡すことができた。
「子どもたちは観覧車や乗り物に乗って、お昼には親にお子さまランチをおねだり。みんなが前を向いていた」

 時代とともに「デパ屋」はかつての輝きを失っていく。観覧車に乗る客も次第に減少。
休止する前には乗る人が1日中いない日もあり、「乗りたい」という客が来たらスイッチを入れて動かしていたという。

 再びスポットライトを浴びたのは07年。現存する国内最古の屋上観覧車として国の登録文化財になった。
オリエンタルビルが月1回、油を補給し点検を続けてきた。

 休日に動かし始めてから、後藤さんには楽しみができた。「懐かしい」「昔、乗ったなぁ」と年配の人から声をかけられるのだ。
「でも『今も乗れるんですか』と聞かれると、断らなくてはいけませんが」と笑った。

 栄には近年、巨大な観覧車が出現し、話題をさらった。でも、かつての〝主役″は、小さな体で今も街を見下ろしている。

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